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石原氏の都知事辞任と新党たちあげについての影響に対する考察

石原氏の都知事辞任と新党たちあげについての影響に対する考察


【1.国政に対する影響】

 国政に対する影響として考えられるのは、
・民主党、特に野田政権に対する解散圧力の強化
・みんなの党、日本維新の会に対する支持率低下の促進
・次期国政選挙における民主・公明・共産の四党以外の党の議席数の減少
の3つが考えられる。

 特に、現在の国政政党において、最も影響を受けるのは日本維新の会となることだろう。

 なぜなら、政治における「第三の政党」としては、新しいところが常に注目されやすく
(ただし、既存政党からの脱党者たちだけで作られた政党、特に与党からの脱退者たちだけで
作られた党はこの限りではない)、その政党としての政治的色合いとしてみても、
日本維新の会と石原氏のつくる新党(以後、“石原新党”と省略)は、その色合いが
似通うことは避けられないことは確実だからである。

 両党ともに、既存政党との違いを有権者にわかりやすく示すために打ち上げるであろうことは、
既存憲法に対する大幅な改正もしくは新規憲法の採択を進める、という、戦後憲法に対する姿勢を
みせることが考えられる。加えて、「既存の官僚システムが悪」と一方的に断定し、そこを変える、
という風に有権者を扇動して「改革者」としてのイメージ戦略で選挙を戦うことになるからだ。
 さらには近隣諸国との領土問題に関して、強気の姿勢、他国を悪とし、それらと交渉する姿勢で
これまでの国際戦略を進めてきた既存政党を「弱腰」「頼りない集団」として攻撃することにも
なるだろう。
 
 また、維新の会と石原新党はともに「党首」のキャラクター性で浮動票を喰いにかからなければ
ならない。そうなった時に石原氏と橋下氏を見比べてみた場合、器の違いは明白である。
 また、さらにいえば「大阪を変えるために大阪都構想を進める必要があり、そのために国政を変える」
という、いわば一地方都市のローカルシステムを変えるためという理由で出馬・政党成立したのが
“維新の会”という政党なのに対して、“石原新党”は既存の「たちあがれ日本」という政党を
吸収した上で最初から「国政を、国を変える」ということが政党成立の根源となっている。
 この両党の理由を見比べ合わせれば、「国を変える」「日本の既存システムの不満を解消するために
システムを改革する」という「国政の改革者」としての投票先として浮動票が向かうのは、確実に
日本維新の会ではなく石原新党に傾くことは明白である。
(なお、ここでいう浮動票とは、“イメージだけで投票する浮動票”のことである)。

 今回の石原新党により最もダメージを喰らうことになるのは、何度もいうが日本維新の会である。
 ここ最近の橋下氏の改革者としてのイメージよりも独裁者としてのイメージの強化、広まりといった
イメージ悪化状況、さらにこれまでに言ってきた、示してきた自党候補たちに対する態度が彼らの
首を締める結果となっている。
 また、浮動票の移りによるダメージなどもあるが、“日本維新の会”に関しては、今後、
特にダメージとなるのは党としての状態維持に対するダメージが大きく影響することが予想される。
 なぜなら、日本維新の会は、あまりにもバカなことを候補者たちに要求していたからである。
それは、
 ・橋下氏をトップである党首とし、その党首である橋下氏が頷かないかぎりどんな方針も認めて
  もらえない政党構造システム(俗称:橋下の奴隷システム)
 ・候補者に選挙資金協力を党として一切バックアップしない、自己捻出しろと宣言
  (つまり、候補者にとっては金銭的関係がない以上、いつでも「方針が合わない」
   「別の党(石原新党)の掲げる方針がより自分の政治主張にあう」と言って、
   離れても政治的影響が少ないということになる)
などがあげられるからである。
 そもそも日本維新の会から選挙に出ようとしている人たちとしては、橋下氏のいう
「大阪都構想」などにはたいして興味はないことだろう。彼らが興味あるのは、
橋下氏の改革者イメージがあったことによる次期国政選挙における人気のおすそわけを
もとめていただけであるのだから。
 そんな「政治屋」たちは、もはや支持率低迷化、票がもらえるかわからない、といった
現状の日本維新の会よりも、石原新党に籍を移したがることだろう。


【2.石原新党は、今後の国政を任すに足る政党となりえるか?】

 答えから述べよう。

 現状において判断するならば、否、である。

 なぜなら、石原新党は、というよりも基盤となった「たちあがれ日本」という政党には
それほど大きな日本全土に対する地盤が無いからである。
 さらにいうと構成している政治家たちの年齢構造も問題である。
 たちあがれ日本、という政党にたいしては、揶揄で立ち枯れ党、などという侮蔑的渾名が
与えられていたくらい、高齢政治家たちばかりで成り立っていた政党である。
 党首となる石原氏にしてみても80歳という高齢である。
 国政を彼らに任せた場合、政党の上位構成者たちには年齢による突然死などといった懸念が
どうしても付きまとうことになる。
 さらに、今後の国政にむけて若い政治家を呼び集め、後継者といった形をつくったとしても
それらの者たちを鍛え、頼り甲斐のある者たちにするには2度3度の選挙を超える程度の時間は
必要となることは明白である。

 また、今後として動向が注目されることになる人物として、石原氏の息子である石原伸晃氏が
この政党に自民党から脱党して合流するかどうかというのが挙げられるが、もしも彼が次期選挙までに
石原新党に合流したならば、これは完全に石原新党は今後の国政を任せるに値しない政党、
と判断してよいことになるであろう。
 なぜなら、石原伸晃氏は、先の自民党党首選挙において、大恩あるはずの谷垣前自民党党首を
背後から裏切って蹴り倒し、その座どころか党首選候補から引きずり下ろしたために、
現在、自民党内での立場は完全に白眼視、冷や飯食いの立場に居るので、そんな伸晃氏が
石原新党に合流するという裏には、「石原元都知事による自分の息子を政治の表舞台に
再登場させるための親バカ的行為=今回の都知事の座の投げ出し、新党の結成」という動きと
なったとみていいであろうことからである。


【3.石原新党は今後の国政においてどういう役割となるか?】

 石原新党が今後の国政において、どういう役割を果たすものとなるか、についてであるが、
予想されるのは次の通りである。

 一、 自民・民主・公明・共産を除く弱小政党の議席の減少、喪失化。
   今後の政治の場における自民・公明の与党の座挽回の促進。
   (民主党はこの数年の与党としての“実績”により、次回の選挙では議席の
    破綻は確実である。公明、共産は固定支持者層がいることにより議席はそこそこ
    確保することであろうが、単独与党化は難しい。
    また、それ以外の弱小政党は維新の会、石原新党に票を食われ破綻する。
    自民も票は食われるが、しっかりとした支持層は他党よりも大きく、
    また、イメージ優先で一度離れた支持者たちも昨今は若干戻ってきているため、
    結果として最大議席となることが予想される)

 一、 自民党との次期国政選挙後における連立先としての候補。
   (竹島の奪取や尖閣諸島に関しての防衛、電力問題における原子力発電の必要性の認識、
    9条改正の必要性の認知、そういった面においては自民党とは連立を組める部分は
    石原氏、という人間性からすればあることが予想される。
    また、橋下氏と異なり、強硬な意見や発言は多々あるものの、石原氏には
    政治的妥協や許容ができ、現実重視という視点がある。
    橋下氏は反原発、という姿勢があることや大風呂敷を広げる事が多いという悪癖で
    わかるように、現実重視ではなくアジテート重視なだけなので、現実派な自民とは
    本質的なところで立場が合うことはないだろう)

 一、 国家における極端な排外主義意見の表明、提言政党化。
    それによる過激的意見・思想者の集団化のシンボル政党化、という方向性の確保。
    そしてそこからもたらされる近隣諸国に対する戦後に植え付けられた謝罪国家像、
    自己批判・自己侮蔑的国家像の内外への破棄への道筋の構築

 今後の国政においてで、石原新党が単独与党化するなどという極端な事例が発生したりしない限り、
石原新党自体は泡沫政党の中でちょっとおおきい泡、となるだけで終わるであろうことが予想される。
 ただ、それでも上記にあげたような方向性・影響性を国政に与え、結果、「日本」という国の
戦後における自虐史観・自虐政治観への打ち崩しといった影響を与え、憲法改正へのキーの一つとなる
政党として国家に影響を与えていく役割を果たすことになるだろう。

 本日の時点で私が彼と彼が作る新党がもたらすであろう影響はそういったものになることだろうと分析する。

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[ 2012/10/25 20:56 ] new | TB(0) | CM(0)

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