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ITFのCockroft事務総長、INTERTANKOの記念会合にてヒューマン・ファクターについて演説

ITF’S COCKROFT TO SPEAK ON HUMAN FACTOR AT INTERTANKO ANNIVERSARY
ITFのCockroft事務総長、INTERTANKOの記念会合にてヒューマン・ファクターについて演説

http://www.mgn.com/news/newsreleasedetails.cfm?id=7584&type=

 ITFのDavid Cockroft事務総長は本日ロンドンで開催されるタンカー船首協会の40周年記念会合にゲストとして出席し、海運業界におけるヒューマン・ファクターについて語り、ITFとINTERTANKOの間に築かれた良好な交流関係を賞賛するであろう。

 Cockroft氏は会合に出席し、以下のような発言をする予定である。
 
「INTERTANKOの40周年を祝うべきであるこの時期に、おそらく史上最悪であろう石油関連災害が合衆国沿岸で現在同時に起きていることは残念でならない。もう一度言うが、注目を集めているのは非業の死を遂げた11人のリグ労働者ではなく、牡蠣や蟹、あるいは海鳥や海亀である」

「今のところ事故の原因は解っていない。長い時間をかけて弁護士たちが奮闘する事を私は確信しているが、誰かがどこかで深刻なミスを犯したのもまた確かである。ヒューマンファクターが安全な石油業界を生産及び輸送の両面でより良く運営するために重要である事は、ITFが長い間述べていたことであり、私がこの席に呼ばれた理由であるとも考えている。」

「今回の件はタンカーでの災害ではないかもしれないが、火曜にLloyds Listが掲載した優れた社説が述べているように、『災害規模が問題を海運の問題にするため、安堵は一時的なものとなる ── 湾岸での流出の影響が高まり、将来の沿岸浄化費用を海運業に強いる圧力が高まるだろう』」

「これはヒューマンファクターが集中するこの業界において、決定的な重要性を有する事の証明である。職場に効率的な組合が存在し、危険行為を目の当たりにした乗組員を含む労働者がそれを訴え出ることを恐れなければ、高い安全基準の実現に寄与する事になるだろう。
 INTERTANKOにはITF加入者を尊重し、承認し、そしてともに交渉するメンバーが数多く存在している。大災害のコストに比較するならば、労働者に適正な賃金と待遇を与えることは非常に安上がりな物である」

「Efthimios Mitropoulos事務総長の下にあるIMOが、海運業界におけるヒューマンファクターに注目する今、同時に船乗りの年を我々は迎えた。人的要因は単に船乗りをどう扱うかではなく、業界に加わる者が海で生きる事を第一志望にしているかどうかも関係している。世界的な金融危機にもかかわらず、資質ある船乗りの募集と維持は大問題となった」

「私はここで人的要因について講演するために招待されたわけだが、この単語は船乗りの雇用、労働、そして船上と家庭での生活の全てを扱うべき用語だと考えている。また、十分な経歴を有する船乗りを維持することは、将来の長期的な安全に関係している」

「海で生きる魅力は最早なく、危険な事となってしまった。最近起きたタンカー事故で見られるように、ただ職務を遂行したがために、経歴を牢獄で終える事になることが時折起きている。我々がINTERTANKOや他の主要業界団体と共に立ち向かってきた船乗りたちへの罪人扱い(criminalisation)は、世界的な不祥事となった」

「船員への非難は、業界全体に対する非難である。これは海難事故の際に船員が罪人扱いされた場合、我々が労使一体となった業界団体としての行動をとる必要がある事を意味している。Hebei Spiritの事件の際、船主と労組は初めて手を組み、在ロンドン韓国大使館を囲む大型デモを計画した。これは直前になって二人の船員が解放された事によって延期されたが、この時、我々は船員の地位向上を期待したものだ」

「しかし、船乗り達は他の地域で今も刑法と衝突している。現在、麻薬が船舶上で発見された場合、常に船長や乗組員へと疑いの目が向けられる。麻薬が船体に取り付けられた缶の中から見つかった場合や、こっそり積荷へと隠されていた場合においてもだ」

「しかも現在、船乗りの労働状況に無理解な当局による起訴の危険に加え、我々は海賊行為と武装強盗の増大も考慮しなくてはならない」

「ソマリア沖やアデン湾、そしてインド洋の状況は、全くもって受け入れ難い状態にある。これは単に乗組員を解放しようと交渉を試みる船主に対し、重い制裁を課する馬鹿げた合衆国の大統領命令によって、更なる悪化が進んでいる。船主と保険業者は米国財務省外国資産管理室に意見を求め正解を得るまでの間、米国資産を押収リスクに曝すことなく身代金を払えるかどうかを判断することも出来ない」

「捕らえられた船乗りをどこに放置するつもりなのだろうか?」

 Cockroftは以下のように続けるであろう。

「昨年我々がINTERTANKOともに開催した、若い船乗りを集めたイベントが大成功したことを喜ばしく思う。皆さんご存知の通り、我々はIMOでEfthimios Mitropoulos氏に会い、彼らが何を思っているかを伝えるためにこのイベントを開催した。現在、我々は彼らが投げかけた懸念に対し、解決策を提示すべきである」

「したがって、INTERTANKOとそのメンバーに対する意見の相違は時折あるものの、我々はあなた方の40歳の誕生日を大いに祝い、将来のさらなる発展を祈ります。タンカー船主たちはITFが角や尻尾があるような存在でないことを理解しつつあり、また、我々もあなた方が基準を引き上げ、業界が働く者達にとってより安全かつ良き物にしようと心を砕いている事を、メンバーに納得させるよう最善を尽くすだろう」

「多くの問題において船乗りと道徳的な船主は同じ関係を共有し、また、我々が同じ賛美歌を歌うのであれば、我々の意見は規制当局や意思決定者に対しより高い重要性をもたらすであろう」

「海運業は現在、かつて持っていたような影響力を有してはいない。そのため、政治家の中心課題に海事業界を上位に置き続けるよう、我々が共に取り組むことは重要だといえる。
 気象変動についての討論は重要性を増しており、海運業界は課せられた役割を果たさなければならないだろう。しかし、我々は排出権取引構想を計画する政治家が業界の声を同様に聞き、IMOは現在国連で無秩序に行われている交渉から発する全ての物を処理するよう、大きな役割を確実に果たす事を望み、また、期待している」
 
「世界の船乗りを代表し、この席で演説させてもらう事を大変嬉しく思っている。ITFとINTERTANKOは多くの利害を共有している。我々は今後も安心で安全かつ、魅力的な海事業界で共に働き続けることを期待している」





借りてきた猫車嬢のブログから引用。
ITFとINTERTENKOの会合でのITFの事務総長の発言。

内容については現在発生中のメキシコ湾の原油事故に関してのことが中心ですが、それにともなう海運業界従事者およびその従事者たちが置かれている刑法的立場への懸念、そしてそれに伴なう業界の人員確保についての先細りを危惧されている内容でした。

また、この発言の中において、HebeiSpirit号事件のことを業界団体として忘れていない旨を示唆する部分が明確にありますね。


HebeiSpirit号に関して言えば、今年の1月の記事において、5月の海運環境保護委員会(MEPC60)の会議において、BIMCO、ICS、IFSMA、IGP&I、Intercargo、Intermanager、Intertanko、ISF、IT、IUMI、およびSIGTTOにより
共同で提出されている論文において、韓国の下した判決にたいする根本的な部分からの全面的な反論が議題となり検討されることになっています。

もう少ししたら動きあるのかなー?
あの論文がどういう結果になっていくか、愚真礼賛は注目しています。
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[ 2010/05/09 10:43 ] Hebei Spirit号事件 | TB(0) | CM(0)

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